菊地雅晃 / オーケストラのための’もつれた夢’ ープーさんに捧ぐー

鬼才・菊地雅晃が偉大なる叔父・菊地雅章に捧げたオーケストラ現代音楽作品!

2012年のアルバム『on forgotten potency』ではダブやサイケの要素を加えた現代的フュージョンを、配信限定でリリースされた『electro works 1996-2005 vol.1〜3』ではテクノ・エレクトロニカを聴かせるなど「ジャズ・ベーシスト」という枠組みを遥かに超えて活動する鬼才・菊地雅晃。

昨年亡くなった彼の叔父であり、世界的なジャズメンとして知られた「プーさん」こと菊地雅章に捧げられた本作は菊地雅章・菊地雅晃・吉田達也の「Slash Trio」から思い描かせる我々の予想を大きく裏切る、壮大な世界観を持つオーケストラ現代音楽作品である。

ジャズにおけるビッグバンドやラージアンサンブルの流れとは全く異なる、20世紀初頭から連綿と続くベルク、スクリャビン、メシアン、ブーレーズ、武満徹などの「正統的かつ、官能的な現代音楽」の流れを汲む凄絶なるオーケストラサウンドに、プーさんからの影響を感じさせるレイジーなピアノサウンドが立ち現れる本作は、単純に「現代音楽の新作」としてだけ見ても全く遜色のないクオリティとオリジナリティであり、菊地雅晃の鬼才ぶりが遺憾なく発揮された、全くの規格外な作品となっている。

また、ライナーノーツとして現代音楽への思いやプーさんとのエピソードを綴った菊地本人の解説と、菊地の音楽の特色から現代音楽の歴史、さらにはテクノロジーへの言及まで含め本作を的確に位置づけた大谷能生による解説を収録。
どちらも必読である。

ー彼の叔父である菊地雅章と同じく、菊地雅晃も確かに表現主義的・官能的な作品を生み出す系譜に属するミュージシ
ャンなのである。ー
(大谷能生)


[Artist]
[Title] オーケストラのための’もつれた夢’ ープーさんに捧ぐー
[Release Date] 2016.07.06
[Catalog No.] CER-005
[Price] ¥1,290+TAX

1. もつれた夢〜ピアノ、プリペアドピアノ、ギター、コントラバス、ドラムスとオーケストラのための〜 (18:22)
※全1曲入りミニアルバム

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