松村拓海 / Duologue

僕の最高のフルーティストは、実はみんなのフルーティスト。
ずっと独り占めしておくつもりだったけど、フルアルバムもできたことだし、今まで以上に宣伝しちゃおう。
彼がどれだけ優れた音楽家であるかは、このアルバムを聴くだけで十分伝わるはず。
勘のいい人は、彼と同時代を生きる喜びさえも直感できるんじゃないかな。僕が初めて彼の音楽を聴いた時と同じように。
– Kenichiro Nishihara –

松村拓海はいま持つ注目すべきフルート奏者である。
バスフルートやアルトフルートといったジャズシーンでは異色の楽器を操り、ギターやサックス、さらにはエフェクターやシンセまで扱う感覚は、いまの時代ならではのみずみずしさに溢れている。

2012年には菊地雅晃のアルバム『on forgotten potency』に参加。煌めくサイケデリアのなかを駆け巡るフルートソロは聴く者に強い存在感を植え付けた。

先日ファーストアルバム『SUITE』をリリースした1983への参加や、シャムキャッツへのサポートメンバーとしての活動、Kenichiro Nishiharaのアルバム諸作への参加でも知られるなど、その実力はジャズシーン内外で高く評価されている。

そんな松村の待望の初リーダー作は『デュオローグ』のタイトル通り、さまざまなミュージシャンとの、まるで対話のようなデュオを収めたもの。

全編アコースティックで綴られた本作は、決して派手さは無いものの、松村が培ってきたさまざまな音楽センスが有機的に結びつき、芽を出している様がはっきりと記録されている。
センシティブで美しく、そして自由だ。

また国内でも屈指の音響として知られるStudio Dedeで録音され、Kenichiro Nishiharaによってマスタリングが施されたサウンドも素晴らしく、聴く者の体に沁み入るような自然で柔らかな音が本作の魅力をより際立たせている。

あくまで自然体でありながらも、さまざまな枠を軽々と跳び越えるかのようなサウンドに、新世代の息吹を感じてほしい。


[Artist] 松村拓海
[Title] Duologue
[Release date] 2015.08.05
[Catalog No.] CER-004
[Price] ¥2,000+tax

1.Prologue
2. 1AM
3. L’image
4. Duologue
5. つばくらめ (a Swallow)
6. 予感 (a Vague foreboding)
7. Interlogue
8. 春 (Spring)
9. Chillin’ out on christmas day
10. ユメノマタユメ (Dream in a dream)

松村拓海 flute, alto flute, bass flute, guitar
飯尾登志 piano
坂ノ下典正 7 strings guitar
藤枝伸介 flute
菊地雅晃 contrabass



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